
医師免許無しでのタトゥー施術が犯罪かどうかの裁判で判決がくだされました。
年々タトゥーや入れ墨に対する社会の対応が厳しくなってきてます。
健康ランドやプール、挙げ句の果てには自動車学校でもタトゥーのある人の入学を断るところまで出てきています。
その逆に外国人を始め、タトゥーをした人はたくさん見かけるようになりました。
医師法違反で有罪判決
結局、昨日の大阪地裁判決では彫師は『有罪』となりました。
同業の方にもこれから彫師を目指す人にも、非常にショックな判決です。
被告の男性は即日控訴で争う構えです。
この裁判はタトゥー施術に医師免許が必要かどうかが最大の論点になったわけですが、検察側の言い分としては皮膚の炎症や損傷のリスクを考えてとのことです。
どこまでが医療でどこからが医療にならないのかというのは、難しいところだと思います。
彫師に失業宣言!?
現在全国に3000人の彫師がいると言われています。
裁判の判決が覆らなければ、彫師はほぼ全員が失業ということになります。
裁判を機にして、彫師に対するハッキリとした規制が必要だと感じました。
アメリカのように許可制にしたり医者との提携を義務付ける等、いろいろとできることがあるのではないかと思います。
現在は医師免許がない状態での施術は医療法違反ということになります。
医師免許がないとタトゥーの施術はできないということです。
ほとんどの彫師がモグリになります。
ブラックジャックみたいな感じですか(笑)
ずっと見過ごされてきたものが厳しくなった背景には、タトゥーと言うより『入れ墨』に対する風当たりが強くなってきたということがあります。
確かに入れ墨はそのスジの方が多く入れていますし、威圧感があります。
自分の知り合いにも結構いましたが、入れ墨を入れた人の全員が後悔していました。
キレイにタダで消せるものなら、すぐにでも消したいという感じです。
タトゥーの方はあんまり後悔してる人はいませんでしたね(笑)
いわゆる和物と洋物の柄を入れる人間は考え方が全く違うということでしょう。
自分の知ってる狭い範疇のことですが・・
和物(入れ墨としておきます。)=虚勢を張りたい。他人に対するもの。
洋柄(タトゥーとしておきます。)=アート的感覚。自己満足。
という感じを強く感じました。
で、若い頃に虚勢を張るために『入れ墨』をした人が、年令を重ねて虚勢を張ることの無意味さがわかった結果、不便さしか感じない入れ墨に後悔しているようです。
風向きも悪い事ですので、彫師の方はコチラに進んでみてはどうですか??
安直ですが、手先の器用さと芸術性を満足させることができませんか?
平らな道とは思えませんが、カッコイイと思います。
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