
『性同一性障害』とは生物的には性別が明らかではあるが、心理的には別の性である確信を持ち、かつ自己を身体的及び社会的にも別の性別に適応させようとする障害であるとのことです。
近年ではもう馴染み深い言葉になりました。
原因はいろいろ言われておりますが、ハッキリとはわかりません。
わかっているのは本人が苦しんでいることですね。
性同一性障害の場合、自分の身体的な性に対する特徴に嫌悪感や不快感があります。それと同時に社会的にも別の性で受け入れられたいとの願望も・・
で、性別を変更しよう!となるのです。
性別の変更方法
概要はこんな感じです。
家庭裁判所は,性同一性障害者であって,次の1から6までの要件のいずれにも該当する者について,性別の取扱いの変更の審判をすることができます。
- 二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
- 20歳以上であること
- 現に婚姻をしていないこと
- 現に未成年の子がいないこと
- 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
- 他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること
引用:courts.go.jp
今までの高いハードルとしては5と6であったと思います。
性別適合手術をしなければ、性別の変更ができませんでした。
これは経済的、肉体的にも精神的にもかなりの負担です。
ですが今回、家庭裁判所で性別適合手術をせずに性別の変更を認める判決が出ていたことがわかりました。
この度認められたケースは性同一性障害だけではなく、他にも手術を受けられない理由がありましたが、性別変更に大きな一歩となったことは事実です。
性同一性障害を持つ方にとっては、大変喜ばしいことではないでしょうか?
逆に考えると非常に怖い法律だとも思えます。
性同一性障害を病気だと認めながらも、『性別変更を認めてほしければ実費で身体の一部を切り取ってこい』ってことですよね(汗)
性別変更の方法としては・・
- 心療内科で『戸籍性別変更のための診断書』をもらいます。
- 裁判所への申し立てを行う。
という順番で進んでいきます。
その他のも付属する事柄も多いので希望する方は調べてみて下さい。
保険証や免許証は??
まずお勤めをされている方は、事務員さんに相談ですね。
自分のすることと言えば、必要とされた書類に記入するという感じです。
免許証の場合も同じで、運転免許センターに問い合わせて必要な書類を準備、提出します。
他にも変更しなければならないものがたくさんありますので、一部ご紹介いたします。
- 銀行口座の性別変更
- 生命保険の性別変更
- 自動車名義の性別変更
- 自動車保険の性別変更
性別が変わるとやることイッパイです!頑張ってください!!
ありがとうございました。
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