
「人食いバクテリア」が大流行しています!
国立感染症研究所の統計によりますと、調査を始めた1999年以降で最多の493人に達しました。
聞いただけでも恐ろしそうなバクテリアですが、「人食いバクテリア」ってなに??って感じです。
ということで「人食いバクテリア」の説明から感染原因や症状、治療法などをご紹介いいたします。
「人食いバクテリア」とは!?
俗に「人食いバクテリア」と呼ばれていますが、本来はいくつかの種類があり最も有名なものが「溶血性レンサ球菌」です。
出典:kansensho.jp
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は「溶血性レンサ球菌」によって引き起こされる感染症です。
名前からして恐ろしげな感じですが、実は珍しい菌ではなく一般的によくいる菌で人間の皮膚にも住み着いています。
この普段はなんてことのない菌ですが、あるきっかけで暴走を始めてしまうと「人食いバクテリアになります。
しかし、今のところそのきっかけが何であるかはわかっていません(汗)
「人食いバクテリア」の感染原因や症状は!?
「人食いバクテリア」の感染原因
感染の原因としては咳やくしゃみのような「飛沫感染」と感染者を直接触ったり、感染者の触ったものを間接的に触り、更にその手で自分の鼻や口をさわることによる「接触感染」になります。
「人食いバクテリア」の症状
最初は下記のような症状が現れるようです。
- 皮膚が赤く腫れる
- 喉の痛み
- 発熱やだるさ
一見すると風邪やインフルエンザに似た症状です。
特に傷口に腫れや痛みがあり、更に発熱が見られる場合や皮膚に紫色の水疱が見られる場合は要注意です!
すぐに医療機関を受診して下さい。
「人食いバクテリア」は感染から48時間がタイムリミットと言われています。
発症と共に全身が腐り始め、致死率は30%と非常に恐ろしいものです。
「人食いバクテリア」の治療法
抗生物質のペニシリンの投与になります。
しかし、感染して壊死してしまった部分は手術で取り除かなければなりません。
感染した場所が悪いと、手足の切断も十分にありえます。
感染部位が手足の場合ほど救命率が高いと言われていますが、逆に言うと手足なら切断すれば助かるということになります。
腹部や背中に感染した場合は切断することが難しいので、死亡率が上がるということでしょう。
何にしても、なるべく早くの発見がカギとなります。
疑わしい場合は大きな病院を受診されることをオススメします!
ありがとうございました。
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