
時折、赤潮の発生がニュース等で取り上げられます。
赤潮とは工場の排水や生活排水が海に流れ、海の栄養分が高くなることがそもそもの原因です。
出典:sankei.com
栄養の良い所にプランクトンが大量に集まり、海が真っ赤に染まる現象です。
この影響で大量の魚が死んでしまいます。
これは海水に異常に増えたプランクトンが魚のエラに詰まるような感じでしょうか。呼吸障害を起こして魚が死んでしまうのです。
漁師さんや養殖業者の方には死活問題です。
魚にはかなり良くない赤潮ですが、人体には危険な影響はあるのでしょうか??
海水浴やサーフィンなど、気になりましたので調べてみました。
赤潮による人体への危険や被害
プランクトンの中には毒を持ったものも存在します。
今のところ人体がプランクトンの毒に侵されたという報告はないようです。
ちなみにプランクトンの毒に侵されたという貝は事例としてあります。
単に量の問題かとも思いますが、赤潮発生中に遊泳は避けたほうが無難でしょう。
好んで赤潮の中で泳ぎたい人がいるとも思えませんが・・
赤潮の他にも青潮というものもあります。
出典:sankei.com
赤潮がプランクトンの大量発生ということに対し、青潮は大量のプランクトンの死骸による海水の腐敗です。
赤潮の海もイヤですが、青潮は更にイヤですね~
どちらの場合も原因を作っているのは人間ということですね(汗
プランクトンの大量発生の原因は人為的なものに、気温や気象が大きく関わっています。
現在人為的に解消できる手段というものは存在しませんので、発生してしまったらただ見守る以外にありません。
その為、できる対策としては工場や家庭要排水設備を整えていき、プランクトンが大量に発生する前に予防するということになります。
赤潮は実はきれい!?
正直気持ちが悪い赤潮ですが、見る時間帯によっては実は非常にきれいなんです!
出典:ameblo.jp
コレは大量に発生するプランクトンの中の『夜光虫』というプランクトンの仕業です。
夜光虫は刺激を感じると青い光を発光します。
これが夜になると赤潮が幻想的な海に変わる正体です。
真っ赤な海が夜には幻想的に青く輝くとはにわかに信じられませんが・・
ちなみにですが、『夜光虫』は虫ではありませんよ。
有名なものに『海ほたる』というのがありますが、『海ほたる』は動物性のプランクトンで『夜光虫』は植物性のプランクトンです。
大きさも『海ほたる』が3mm程で『夜光虫』は1mm程です。
赤潮も夜にはデートスポットに変身するようですが、昼間のきれいな海も守っていきたいですね!
ありがとうございました。
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